2014年12月22日

「インフルエンザ注意報!−本格的流行間近か?−」


 先週札幌市保健所管内で定点当たりインフルエンザ患者数が平均20.07人で、注意報レベルとなったことが発表されました。このことは近々(4週間以内に)大きな流行が発生する可能性が高いということを意味します。先週は我がクリニックでも連日インフルエンザ迅速検査キット陽性の患者さんが来られ、特に成人の方が多い印象でした。札幌市でのウイルスの分離株はまだA香港(H3N2)だけの様ですが、全国的にはA(H1N1)2009年型(H1N1pdm型、2009−10年シーズンに大流行したいわゆる「新型インフルエンザ」です。その後は季節性に組み入れられました。)やB型も分離されており今後の道内での流行が予想されます。ちなみに昨年(2013−14年シーズン)は前2シーズンにほぼ姿を消していたH1N1pdm型が再流行した年だったのですが、今シーズンもA香港型との混合となると思われ、またH1N1pdmの罹患は成人が中心となることが予測されます。

 さて昨21日(日曜日)は当クリニックの休日当番でした。朝から発熱、咽頭痛、倦怠感などを訴える患者さんが多数来院され、インフルエンザ迅速検査を行ったほぼ全例(10数名?)が陽性でした。年齢は幼児から成人まで多岐にわたり、1名のみB型陽性でした。また小学生の患児など特に咽頭所見も無く前日のみの高熱で全身症状(関節・筋肉痛など)も無い元気な子が数名いたのが印象的でした。

 今週で幼稚園や学校は冬期休暇に入るため流行は沈静化するはずですが、正月明けには果たしてどの様な状況になっているでしょうか。マスク、うがい、手洗いなどによる予防が大事なのは言うまでもありません。
posted by 凄腕院長 at 12:58| 日記