乾いた咳や発熱などの症状が出る「マイコプラズマ肺炎」の1週間当たりの患者報告数が感染症法に基づく1999年の調査開始以来、最多となっていることが1日国立感染症研究所の患者報告でわかりました。
10月17日から23日までの週の全国の基幹定点医療機関(約500カ所)当たりの患者報告数は、前週比31%増の1.61人で、2011年から12年にかけて大きな流行のあった際の最高値(1.51人)を上回りました。
日経メディカルオンラインより
今シーズンの定点報告でも例年通り患者の8割を14歳以下が占めていますが、2011年から12年の流行ではマクロライド体制のマイコプラズマが流行したこともありこれからの動向・薬剤耐性に関する情報に注意すべきと思います。
因みに今シーズンから当院でもマイコプラズマ抗原の検査キットを導入、検査を行っており、最近の1か月で既に2名程の陽性患者が検出されています。皆さんも充分にご注意下さい。