今週初めの北海道立衛生研究所の発表によると、3月13日からハンノキ花粉が飛散し始めた模様です。先週末あたりから鼻炎症状や眼の痒みを訴える患者さんが少しずつ増え始めた印象だったので、日曜日(3/12)にクリニック近くのハンノキ群生地を様子見に行きました。その時点ではまだまだ雄花が小さく、飛散には数日かかるかなあと見込んでいたのです。しかしまだ始まったばかりで今週は気温が高目に経過する様なので一気に花粉量が増えるかもしれません。シラカバ花粉症の方は充分気をつけて対策されたほうが良いかと思います。
そうなると気になるのは今シーズンのシラカバ花粉飛散の情報ですが、現時点で発表されている日本気象協会(https://tenki.jp/pollen/expectation/)と
ウェザーニュース(http://weathernews.jp/s/topics/201609/200175/)では間逆で前者は前年比50%で例年比30%と非常に少ないと予想、後者は前年の2.5倍、例年の1.2倍と多目の予想です。
一方で最も信頼のおける道立衛生研究所(http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/p_files/yosoku.htm)の予想では「例年より少な目だが、5月中旬以降のウダイカンバの花粉が多くなる」と予想しています。やはり軍配は道立衛生研究所に上がりそうに思いますがどうでしょうか。