いよいよここ数日で関東地方のスギ花粉飛散が本格化し、今年はかなり大量飛散との予測らしく各TV局の報道番組でも取り上げられる機会が増えてきました。そこで札幌近郊でもそろそろ気になり出すハンノキ、シラカバ花粉の今年の傾向について調べてみました。例年だと雪解けの進む3月中旬〜下旬当たりからカバノキ科のハンノキ花粉が飛び始めるわけですが、その年によっては2月中から飛散することもありますので後1ヶ月足らずです。
例年通りに今のところ日本気象協会とウェザーニュース社から予測が出ています。基本的にシラカバの雄花序は前年夏季の気象条件(気温、日照時間、全天日射量など)に影響を受けます。2018年夏の気象は気温;平年並み、降水量;かなり多い、日照時間;少ない状況でしたので、それに色々な因子を加味して立てられたシラカバ花粉の飛散量予測は前者が平年比;少な目(60%)で前年比;少な目(50%)とのこと、後者の予測は平年比;113%、前年比;82%とのことです。
日本気象協会の予測
ウェザーニュースの予測
これも例年のことですが最終的に北海道立衛生研究所や札幌医大耳鼻咽喉科等の予測が出るのがもう少し後になると思われ、そちらのほうがより信頼度は高いと思っています。
北海道衛生研究所による2018年のシラカバ花粉飛散状況
この様に昨年2018年度のシラカバ花粉飛散量はここ10年間では最高レベルだったのですが、これも周知の様に花粉飛散が多い年の翌年は少なくなる傾向があり(俗に表と裏年)ますので、今年の飛散量が少な目である事は間違いないものと思います。
毎年花粉症の症状が酷くなり、また妊娠中であったり副作用の心配があり内服薬を避けたい方達にも「レーザー治療(下甲介粘膜焼灼術)」と言う選択もありますので是非ご相談下さい。