2019年03月14日

 札幌ではハンノキ花粉が飛び始めました! 


 北海道立衛生研究所の発表によると先週末の3月9日頃から札幌でハンノキ花粉が観測された様です。今週初めの10日(日曜日)には気温10度を超える予想でしたので、私自身もその頃が飛散開始かもしれないと考えていたのですがまさにその通りでした。と言うのもここ数年にわたって定点観察しているハンノキの群生地、厚別競技場近くの某公園を先週3/7(木)に見に行きハンノキの雄花を観察した限りでは開花まで数日以内と予測していたわけです。その後本日(3/14)にも再び見に行ったところでは雄花がまだ硬く充分には開花していない様子でした。

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           3月14日のハンノキの様子です

 我がクリニックにも先週当たりから鼻炎もしくは鼻風邪?の症状で受診する方が多く見えられます。寒暖差(この時期の暖かくなったり雪が降ったりの気候)、春先の車粉等の埃っぽさ、先日報道を賑わせたPM2.5の飛来等様々な要素があるかとは考えていますが医学的根拠は不明です。
 TV等で盛んに報道されている様にただ今本州ではスギ花粉飛散のピークを迎えており、今年はかなりの多量とのこと。ご存知の様に北海道では花粉症と言えば「シラカバ花粉症」の患者さんが最も多く「ハンノキ」はシラカバと同じカバノキ科ですので共通の抗原がありシラカバ花粉症の患者さんはハンノキ花粉を取り込むことで症状悪化の恐れがあります!花粉症に対しては「初期療法」が大事で、症状が酷くなる前に薬物療法(抗アレルギー薬の内服、ステロイド点鼻薬、抗アレ剤点眼薬など)を開始することが快適にシーズンを過ごすコツと言えます。花粉症の皆様はご留意下さい。なお道立衛生研究所の予想でも今年のシラカバ花粉飛散量は例年より少ないとのことです。


posted by 凄腕院長 at 20:51| 日記