2020年01月19日

 今年(2020年)のシラカバ花粉は大量飛散にご注意下さい!


 相変わらずの暖冬、少雪傾向が続く札幌ですが、年明けから成人のアレルギー性鼻炎の症状がひどくなってしまって受診する方が増えています。今は花粉飛散の時期ではありませんから多くはハウスダスト、ダニアレルギーつまり「通年性」アレルギーの方が大半と思われます。当院ではこれらに対してレーザーによる治療(下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術と言って保険適応です)や舌下免疫療法(SLIT、もちろん保険適応です)を行っているので、最初から希望されて受診する方も多くお見えです。

 さて暖かくなってくるとぼちぼち本州では「スギ」花粉症が話題に上り始めますが、ほぼ全国的に今シーズンのスギ花粉の飛散量は例年より少なめと予想されています。これは昨年夏の日照不足や長雨、台風の影響と思われます。一方で北海道のシラカバ花粉はと言えば、今のところ既に昨年12月5日にウェザーニュースと日本気象協会から今シーズンの予想が発表されています。ご存じと思いますが花粉飛散量は前年夏の気温や日照時間などに大きく影響されます。ウェザーニュースの予想(https://weathernews.jp/s/topics/201912/050055/)では昨年の飛散量が極端に少な
かったこともあり前年比で195%(約2倍)、平年比84%との事。日本気象協会の予想(https://tenki.jp/pollen/expectation/)は前年比300%で例年比130%と出ています。ここに来て本日道立衛生研究所も今シーズンはシラカバ花粉が多いと予測していることに気づきました(www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/p_files/yosoku.htm)。

   花粉飛散傾向WN.JPG

   花粉飛散傾向KK.JPG

 最後に私自身が近所のシラカバの樹木を実際に目視した感じでは、今年のシラカバにはかなり多量の雄花がついていることには眼を見張るものがあり例年とはかなり違う印象です。まして昨年の今頃にはどの木にもほとんど雄花が見られなかったので全く状況が違います。従ってかなりの大量飛散の可能性が高いと予想します。

   2020シラカバの木.JPG

 今冬の暖冬傾向が続けば、シラカバの仲間のハンノキ花粉は2月中に飛散も充分考えられシラカバ花粉の飛散も早まるかもしれません。花粉症に対してレーザー治療を希望される方はお早目にご相談下さい。


posted by 凄腕院長 at 17:46| 日記

2019年12月15日

 札幌でインフルエンザの定点当たり報告数が警報レベルとなりました!


 12月13日の札幌市衛生研究所の発表によると第49週にインフルエンザの定点当たり患者報告数は31.39人となり警報が発令されました。また北海道全体では25.11人となっており留萌、浦河など9保健所管内で警報レベル、帯広、岩見沢など17保健所管内で注意報レベルとなっています。当院でも先週末に(12月14日)インフルエンザ患者さんが激増しスタッフ共々驚きました。

  インフル定点.JPG   

 また日経メディカルOnlineによると第49週に全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者数は4万7200人となり、定点当たり9.52と急増した様です。都道府県別では北海道が最多であり、このままだと年末年始に流行のピークが来る事態も充分考えられます。救急外来や休日診療当番にインフルエンザ患者が殺到し溢れかえることが懸念されますので、医療者側も患者さん側も今からの備えが必要ではないでしょうか。



posted by 凄腕院長 at 20:45| 日記

2019年10月06日

 今年(2019/2020シーズン)のインフルエンザ流行が早くも始まっています。ワクチン接種はお早めに!


 2019/2020シーズンのインフルエンザについては、例年より早い定点当たり報告数の増加が見られています。このため10月4日の厚労省の発表によるとインフルエンザ流行レベルマップを通した情報提供の開始が早まりました。既に9月の夏休み明けから沖縄県ではインフルエンザの大流行が続いており、この時期としては10年ぶりにインフルエンザ警報が発令されています。また本州においても東京都で第38週には定点当たり1.06人の報告があり(第39週に0.96人と減少)、流行入りと見られます。全国では第39週の定点当たり報告数は0.92(患者報告数4,543)となり前週の定点当たり報告数1.16より減少していますが、昨年同時期の4倍超であり同省はワクチン製造メーカーなどに対し供給の前倒しを依頼しました。

    インフル流行マップ.JPG

    インフル定点.JPG

 実はインフルエンザの流行は沖縄の様に夏季にも流行が見られ、東南アジアなどの熱帯・亜熱帯でも同様に冬だけでなく夏にも流行します。またインフルエンザの流行は世界中を「循環」しているとも言われ日本の冬場に北半球、夏場に南半球で流行します。つまり1年をかけて北半球から南半球を「往復」すると言う説があります。しかも今はラグビーW杯の真最中で参加国には南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど南半球の国も多く、これら各国の選手やファン・旅行者達が多数日本に来ています。感染者が発症前に日本に入国してインフルエンザウイルスを持ち込むことは十分にあり得る事です。

 今のところ北海道は流行入り前(第39週に定点当たり0.19人)ですが、例年よりも早目の備えが必要かと思います。当院では来週(10/15)からインフルエンザワクチンの接種を開始予定ですので、ご希望の方はお早目にお問い合わせ下さい。


posted by 凄腕院長 at 18:17| 日記