2020年04月17日

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う受付方法変更についてのお知らせ(5/7に追記)


 今日(4/17)現在で国内での新型コロナウイルス感染者が増加し続けて遂に1万人に達し、昨日全国的に緊急事態宣言が発出されました。また本日は、東京や北海道では過去最多の感染者が報告される事態となってしまいました。しかし北大の西浦教授によると人との接触を8割減らすことができれば1か月程度で流行が終息可能とのことで、「密閉」「密集」「密接」の3密を避けることが重要なのはご存じの通りです。
 既に当院でも院内の消毒や換気、院内滞在時間を極力減らすような努力をしてきたつもりなのですが、もはやそれだけでは不十分と言わざるを得ず待合室での密集が生じがちです。そこで少しでも患者の皆様そして我々スタッフにとっても安心、安全に受診していただける様に今後時間をかけて少しずつ診療の体制を変更していきたいと考えています。現時点での方針は以下の通りです。

 患者の皆様同士の接触を極力減らすために

1)4/20(月)から「準予約制」とし、予約診療を主とするため当院ホームページ上のウェブ予約「日時指定予約」の枠を少しずつ増やしていきます。(まず午前は毎時1枠、午後2枠増とし様子を見ながら随時予約枠を増やします。)また来院時に受付での次回予約をしたり、お電話で予約することも可能です。
2)もちろん今までの通りウェブでの「当日順番予約」をすることも可能ですが、「日時指定予約」が優先ですのでお待ちいただく時間が長くなることがあります。またゴールデンウィーク明けを目途に、いずれ「当日順番予約」を停止する予定です。
3)直接来院して受付することも可能ですが同様に「日時指定予約」が優先ですので、やはり待ち時間が長くなる可能性があります。
4)初めて受診される方はウェブでの「日時指定予約」がとれませんので、まずお電話でお問い合わせ下さい。
5)木曜日は今まで来院時に予約した方のみの診療でしたが、予約できる枠を増やします。まずはお電話でお問い合わせ下さい。

 * 「日時指定予約」できる時間毎の人数(枠)は様子を見ながら設定を変更しますのでご了承下さい。
 * 予約をした方のキャンセルがなるべく無いようにお願い致します。万が一キャンセルする場合はなるべく早めに電話等でご連絡下さい。
 * 午前中よりも午後の方が空いている傾向ですので、どうぞご利用下さい。

 まずは感染が落ち着くまでの措置として、当初は混乱が生じることもあるかもしれませんが、ご理解とご協力をお願いします。またオンライン診療についても現在検討中で、追ってお知らせ致します。

*【5月7日に追記】その後も新型コロナウイルス感染症は拡大し続け緊急事態宣言も延長されました。とりわけ北海道内では第二波による感染者が多く、終息が見渡せない状況です。その様な中で当院での取り組みは今のところ特に混乱も無く順調に「予約制」に移行することができそうで、皆様には感謝致します。予約の枠については充分な人数を設定しているつもりですが、なるべくご迷惑をかけない様に経過を見ながら変更していく予定です。
 最後に本日ある患者さんの入院を某総合病院に依頼したところ、発熱やのどの痛みがあるという理由のみで断られてしまいました。この様な患者さんは多数居るものと思われ、いまだ札幌市でははっきりとした受け皿が無いのが現状です。一体私たちの様な一般診療所はどうすれば良いのでしょうか?発熱などカゼ症状のある患者さんは診療拒否される事例も多いと聞いています。しかし医療従事者としての各々の役割を果たしていくことが最前線でコロナと戦っている感染症指定病院の皆様の負担を減らし、その結果医療崩壊を少しでもくい止めることが出来ると信じて日々の診療に取り組みたいと思っています。



posted by 凄腕院長 at 23:09| 日記

2020年03月12日

 札幌で早目にハンノキ花粉が飛散し始めました!−初期療法が大事です− 


 道立衛生研究所によると(https://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/pollen_info.html)
以前に当HPで予想していた通りに、札幌では2月下旬頃から例年より早めにハンノキ花粉が飛散しています。当クリニックでもここ1〜2週間のうちにシラカバ花粉症と診断のついている毎年症状の出る方で、既にハンノキ花粉によってアレルギー性鼻炎症状の出てしまった方が多数お見えになりました。中には今年初めて発症したのではと思われる方も少数ながらいらっしゃいます。3月に入って先週末から一気に気温が上がり雪解けも進んでおり、今後も天気の良い日には特にシラカバ花粉症で毎年症状の出る方は花粉の暴露に充分ご注意下さい。

   札幌ハンノキ花粉飛散状況.JPG
   2019ハンノキ2.JPG

 これも以前当HP上で述べた様に今シーズンのシラカバ花粉は例年より多く飛散することが予測されており、しかも例年より飛散開始が早まる可能性があります。4月の天候次第では4月前半や中旬頃の飛散もあるかもしれません。つらい鼻水、くしゃみ、鼻つまりによる不眠などの症状がなるべく酷くならない様にするには、まだまだ認知度が低い「初期療法」が重要です。症状が酷くなってしまってから慌てて薬物療法を始めるよりも事前に手を打っておきましょう。

 ここでおさらいですが「初期療法」とは「鼻アレルギー診療ガイドライン」によると、具体的には第2世代抗ヒスタミン薬(最もよく使用される薬剤でアレグラレジスタードマーク、アレロックレジスタードマーク、ザイザルレジスタードマークなど)や抗ロイコトリエン薬(オノンレジスタードマーク、キプレスレジスタードマークなど)もしくは鼻噴霧用ステロイド薬(アラミストレジスタードマーク、ナゾネックスレジスタードマークなど)を花粉飛散予測日または症状が少しでも現れた時点から開始としています(つまりこれらの薬剤はある程度の即効性があるということです)。その他の薬剤(遊離抑制薬、抗PGD2・TXA2薬、Th2サイトカイン阻害薬、リザベンレジスタードマーク、バイナスレジスタードマーク、アイピーディレジスタードマークなどあまり使われません)は飛散開始予測日の1週間前をめどに投与開始となっています。つまり初期療法を始めるためには遅くとも4月の中旬から下旬までには受診していただく必要があり、症状が出始めたら直ぐにでも薬物療法を開始できる様に準備しておくことが肝要と言えます。毎年花粉症の症状に悩まされる方は充分お気をつけ下さい。



posted by 凄腕院長 at 17:02| 日記

2020年02月28日

 新型コロナウイルス感染症についての当院の見解 ―患者の皆様へ―


 中国武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は海を渡りアジア各国ばかりではなく今や世界中に勢力を拡大しつつあります。日本においては昨日(2月27日)時点での国内感染確認者(クルーズ船内の乗客やチャーター機での帰国者も含む)は894名でうち北海道内39名と都道府県別では最多となっています。
その様な状況で25日には政府が患者クラスター(集団)の連鎖を食い止めるにはこの1〜2週間が正念場との認識で感染対策の基本方針を発表しました。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20200225/1000044554.html

  新コロ.JPG

 その骨子ですが主なものは1)患者数が大幅に増えた地域で重症者向けの医療体制確保のため症状の軽い人には自宅療養を求めるほか一般の医療機関でも患者を受け入れる、2)国民や企業に対し発熱や風邪の症状がある場合休暇の取得や外出の自粛、またテレワークや時差出勤の推進、3)感染拡大時の施設休業やイベント自粛要請、学校の臨時休校などで、これらを見る限り特に目新しさはありませんが北海道内では本日から(札幌市は明日から)小・中学校が臨時休校となります。

 当院の様な耳鼻咽喉科一般診療所でも日々の診療の中で新型コロナウイルスに自分も感染しているのではと心配する声を時々耳にするようになりました。現状では何時何処で感染者に遭遇しても不思議ではないと思われ、この感染症の怖いところは無症状の感染者が他人にうつすことがあるということです。おまけに我々一般診療所では検査・診断することも治療することもできませんので他の医療関係者からも強い恐怖感が聞こえてきます。しかし現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い訳ですから耳・鼻・咽喉等の病気に粛々と対応することは当然の使命です。そのためにも患者様方及び我々スタッフを含め感染を防ぐために是非ご協力をお願いします。通常言われているのは手洗いやアルコール消毒液の使用(施設・建物入り口または当院入り口)、マスク等の咳エチケット、人込みの多いところを避ける等ですが(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599643.pdf)(クリニックの待合室も万が一ウイルスに感染した方が居れば、感染拡大のリスクは否めません。)そのためより感染が拡大した場合の対応として1)発熱や咳等の症状がある方は自家用車内やクリニック前のロビーで待機していただく事や、2)なるべく待合室の混雑緩和のため完全予約制にすることなどを考えております。幸いなことに当院ではウェブでの日時指定予約可能なシステムがありますのでこれらについては決まり次第患者の皆様にお知らせするつもりです。

 最後に相談・受診の目安が厚労省のHPに記されておりますのでご参照下さい。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596905.pdf



posted by 凄腕院長 at 00:35| 日記