4月に入ってシラカバ花粉症の初期療法を希望され来院する患者さんが少しずつ増えてきています。またハンノキ花粉の取り込みによって鼻症状や眼症状が酷くなっている方も僅かながら来院されているのですが、今年は例年に比べ盛り上がりに欠ける?様に思います。そこで昨日の日曜日(4月7日)に散歩がてら実際に自分の目で現状を観てきました。もう10年以上前から毎年定点観測していたハンノキやシラカバの樹木が伐採されて無くなっている事もたびたびありますので少し悲しくなります。
まずはN公園内を観て来ました。ここは森林に囲まれた池のほとりにあるハンノキで写真の様な光景ですので気温も低く雄花の生育も悪いことは間違いないのですが、それにしても雄花の数自体非常に少ないです。これで成るほど合点が行ったのは、今年のハンノキ花粉の飛散量が例年に比べ少ない事です。4月中はずっとこんな感じで花粉量が少なく経過するものと思います。
N公園内の池のほとりに生えているハンノキ ハンノキの雄花です
そして帰りしなに割りと自宅に近い場所の河川敷に生育している毎年観ているシラカバの木を眺めるとこれもやはり雄花が非常に少なく、枝によりばらつきはあるものの例年の半分もないかと言う状態でした。現在の雄花の状態はこんな感じでまだまだチビっ子です。今シーズンの花粉飛散量は間違いなく少なそう!
自宅近くの川沿いのシラカバの樹 雄花はまだこんなにチビっ子です
ちなみに道立衛生研究所による4月1日時点での予測では飛散開始日が4月20日(例年4月27日)と1週間程早く、飛散量も少ないとの予想です。(http://www.iph.pref.hokkaido.jp/pollen/p_files/yosoku.htm)
しかし花粉が少ないからといって症状が出ないわけではありませんので花粉症のある方は充分ご注意下さい。例年ゴールデンウィーク中には飛散のピークが来ます!当院は4月30日と5月2日には診療しております。